心理学は様々な分野で活用することができます。
教育心理学もその一つといえます。教育的な視点から心理学を応用しようとする研究・学問を指しています。
教育現場で働く教育者には必要とされる心理学です。
教育心理学は、乳児期から青年期までの心と体の発達、知能、人格形成が教育によってどのような影響を受けるのか、関係性を研究していいます。
そのような観察や研究から現在の子供たちや生徒たちにとっての有効的で効果的な教育方法を探ることができます。
感受性豊かな時期に教育から受ける影響は多大なものです。教育心理学によって、教育課程におけるあらゆる行動や現象を明らかにします。
教育現場において活用される心理学ですが、実際には発達心理学とつながる部分が多いのも特徴の一つとされています。
特に児童心理学や青年心理学の分野においては、心や感情の発達はかなりの程度、教育によって形成されると言っても過言ではないでしょう。
学齢期の子供たちは1日の多くの時間を学校で過ごし、見るもの、聞くもの、触れるものを通して多くのことを学びます。
そうした要素は子供の心の発達や教育に大きな影響を与えていきます。心の変化の主要な部分は認知の発達、つまり新たな事柄を知り、学習することとされています。
認知が発達することで、取り入れる情報によって適切な行動へと脳は促します。
こうした認知能力をどのように向上させることができるのか、何に影響を受けるのかを研究するのも教育心理学の一部となっています。